内閣府『バイオデータ連携・利活用に関するガイドライン中間取りまとめ』の公表

内閣府から、バイオ戦略の取り組みの一つとして、『バイオデータ連携・利活用に関するガイドライン中間取りまとめ』が2021年12月10日より公表されています。
国内外でデジタル化の重要性は高まっており、国は「第 5 期科学技術基本計画」の中で「サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムにより、経済発展と社会的課題の解決を両立する人間中心の社会」 Society5.0 を目指すとしています。
こうした動きを踏まえ、『バイオ戦略』でもデータ連携を重点的に対応する領域としており、イノベーション志向のバイオデータ連携・利活用を本格化し、バイオエコノミーの実現に向けたバイオ関連市場の拡大等を加速させていくことが不可欠とあります。
しかしながら、「バイオ戦略 2020(基盤的施策)」において、
 過去のバイオ戦略に基づいた様々な研究が行われ、データベースが連携なく散在している
 データベースの統合を試みるも、目的を明確にした統合的な戦略がなく、イノベーションに必要なビッグデータはほとんど構築されず、産業界やアカデミアの情報も集まらず、主要な国際連携に参画できていない と指摘されている。

そこで、まずは データ連携・利活用が新たな価値を生み出すことを明確化し、それをデータ連携のコストを超えるモチベーションにつなげ、将来的な利活用のポテンシャルも視野に入れたデータ連携に踏み出すべきである。これを進めるためには、連携・利活用の起点と方向性を示すとともに、関係者間の調整の際に相互が了解して参照可能な文書が必要である として、今回の 中間とりまとめを 公表しています。

以下が、関連する内閣府のwebリンク及び、今回の『バイオデータ連携・利活用に関するガイドライン中間取りまとめ』の直接のPDF資料へのリンクになります。(資料は分割されています)

内閣府/バイオ戦略 web

バイオデータ連携・利活用に関するガイドライン中間取りまとめ PDF資料1PDF資料2

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